学科間・産学・高大連携事業~高校生によるSDGs Project~

開発

事業名

学科間・産学・高大連携事業~高校生によるSDGs Project~

グループ名

高校生によるSDGs Project team

事業概要

5つのコンセプトを満たした災害食「松の陽だまりパン」の開発と流通。
商品開発を経て見えてきた新たな課題への取り組み。
~コンセプト~
(1)いつでも食べられる(賞味期限が長く、災害時・病気の時でも)
(2)どこでも食べられる(容器が災害に強く、衛生状態が維持できる)
(3)誰でも食べられる(乳幼児・高齢者の方にも)
(4)すぐに食べられる(お湯がなくても水でも)
(5)美味しく食べられる(兵庫県産の特産物を使用)
~流通活動~
・加速劣化試験を用いた商品検査
・総合防災訓練での試食・アンケート実施による市場調査
・研究開発費・広告宣伝費の予算獲得
・様々な大会・コンペティション参加による広報活動の実施

このプロジェクトへの思い

私たちは昨年、西日本豪雨災害で大きな被害にあった岡山県総社市・倉敷市真備町でボランティア活動をさせていただきました。被災地は凄惨な状況であり、被害状況は酷いものでした。ボランティア活動を通じて、実際に被災された高齢者の方の「心の叫び」を私たちは聞くことができました。それは「疲れているのはみんな一緒じゃけど、焼き肉をして、新鮮な野菜や果物が食べたい…」というものでした。
そこで私たちは「野菜や果物を使った商品開発で地域を活性化し、多くの被災者の方々を支援していく!!」という研究目標を設定し、達成するために本校が防災教育推進校であるという特色を活かし、防災教育と商業科・商業科と本校の生活文化科が学科間連携・商業科と地元企業が産学連携・兵庫大学と高大連携をするプロジェクトを始動させ、「松の陽だまりパン」という災害食の商品化に成功しました。
しかし、プロジェクトを進めていると新たな課題も出てきました。それは、「食品ロスの削減の推進に関する法律」が成立されたこともあり、松の陽だまりパンの賞味期限が切れる3年後に、大量に廃棄されないための取り組みを考えなければならないということです。
そこで、私たちは「SDGs」世界を変えるための17の目標に基づいて、何ができるかを考え、子ども食堂へのローリングストック、カンボジアへの支援物資提供を計画するなど、プロジェクトの幅を広げています。