117KOBEぼうさいマスタープロジェクト

交流

事業名

117KOBEぼうさいマスタープロジェクト

グループ名

117KOBEぼうさいマスター育成会議

事業概要

阪神・淡路大震災を経験していない世代が増え、震災の記憶と教訓を次世代へ、いかに伝えていくかが今の私たちに問われています。
神戸市と神戸新聞社は2014年8月、これからのまちづくりを担う大学生たちとともに、「117KOBEぼうさいマスタープロジェクト」を立ち上げました。
プロジェクトの主役を担うのは大学生です。「117KOBEぼうさい委員会」を組織し、阪神・淡路大震災について学び、自らが企画したワークショップなどを通じて同年代の若者や子供たちに防災・減災の大切さを呼びかけています。
このプロジェクトでは、災害時にリーダ―シップを発揮できる「117KOBEぼうさいマスター」の人材育成を目指しています。危機管理や災害への備えのお手伝いを通じて、防災・減災意識の高揚と普及啓発に取り組んでいます。

このプロジェクトへの思い

「身近で大切な人を災害から守りたい」。そんな思いで「117KOBEぼうさい委員会」は活動を続けています。震災を体験していないだけではなく、ボランティア未経験のメンバーも多く在籍していますが、月1回、定例の運営会議を開き、活動の振り返りや新しい企画について話し合っています。
毎年1月17日前後に開催している「ぼうさい授業」では小中学校を訪れ、防災にまつわるクイズや新聞スリッパの制作、ポリ袋のレインコート作りを通じ、「備え」について考える機会を提供しています。活動から丸5年を迎える今年度は、通年でぼうさい授業を開講し、児童館、地域団体など子どもたちや家族連れが集まる場へ積極的に出向いています。音楽・スポーツイベントでもワークショップを実施しており、楽しみながら防災や減災に触れる工夫を続けています。
日常生活の中であらためて防災・減災について考える機会は、それほど多くはありません。だからこそ、ひとりでも多くの人たちに災害を「自分事」として捉える機会を創り出せたら、との思いで活動に取り組んでいます。