阪神淡路大震災と丹波市市島町豪雨災害を教訓とした防災教育活動
事業名
阪神淡路大震災と丹波市市島町豪雨災害を教訓とした防災教育活動
グループ名
兵庫県立柏原高等学校インターアクト部
事業概要
【災害弱者への防災啓発活動:防災紙芝居の実施】
1) 障がい者へ:音楽祭・クリスマス会で
2) 児童へ:学童保育で
3) 在住外国人へ:介護福祉士養成専門学校の留学生へ
【丹波市市島町前山(さきやま)地区での被災地調査から豪雨災害へのより良い防災行動・活動を、丹波市・丹波市民をはじめ多くの人々に、提案、還元する】
1) より良い自治会での手作りハザードマップの作成に向けて
2) 土砂災害の前兆現象から避難行動の初期対応を考える
3) 災害弱者の老人の避難行動を考える
4) 災害避難における自助・共助・公助のあり方を、共助を中心に考える
このプロジェクトへの思い
1 私(73回生)の所属するインターアクト部では、69回生の先輩方が4年前より、丹波市に住む外国人の方々が、地震への怖さを語っておられえることをきっかけに、彼らの母語による地震防災紙芝居を作り、紙芝居での防災意識の向上をはかろうと活動を始められました。
最初は、外国人の集まるイベントで実施していましたが、障がい者の父母の会より、クリスマス会や音楽祭で実施してくれないかと依頼され、実施するようになっていき、確実に活動の範囲が広がっています。防災紙芝居を実施することは、災害弱者と呼ばれる人たちに防災の意識や知識を持ってもらうのに、簡単で有効な方法だと思います。ぜひ、多くの学校でも地域貢献活動として取り組んでほしいと思っています。
2 平成26年8月豪雨により、甚大な被害を受けた丹波市市島町前山(さきやま)地区でしたが、同時期に被害を受けた広島市に比べると人的被害は非常に少なかったと言えます。この理由を考察することで、今後の大規模災害への対処方法が提案できると考えました。
以上の活動をとおして得た知見を、県民の皆様に還元できると感じています。