「手遅れになる前に避難してください」(前田華織)

remember117

これは災害が起こると1 番初めに流れてくるメッセージだ。
私は生まれて20 年近く経ったが、災害に未だあったことがないので、この言葉はどこ
か絵空事のように実感することなく聞き流してしまっていた。

そんな中、つい最近あった台風の災害時
Twitter のタイムラインで避難勧告が出た!というスクショが大量に流れてきた。
それくらい珍しいということだ。
私も知り合いが避難所へいくということを聞いて、そんなにすごい被害があるんだ…と驚いた。

今までは赤の他人だけにしか起こらなかったことが、
画面の中の映画のような物語が、
現実に生身の人間に起こっているんだ…と。

そんななかひとつのツイートが目に飛び込んできた。

「避難所は思ってたのと大分違った。」

その人は思ってた避難所生活と実際のギャップをまとめていた。

確かに私も避難所の存在は知っていたが、何があり、どういう物なのかは全くの未知数だった。

そこに書いていたことで1 番印象に残っているのは

「避難所に来たからと言って何もかもが揃っている訳では無い。」

ということだった。

避難所と言えば布団があり、食事や飲み物も多少配られるものだろうとイメージしているが、全員がそれを配られる訳では無い。
配られる毛布も薄いもので敷物がないと、長時間座るにはしんどいということも書いてあった。

どこかで避難所に行きさえすれば大丈夫だろうと思ってた自分の考えが甘いと初めて気付かされた。

そのツイートがたくさんの人にRT やいいねされ拡散されていることからも初めて知った 人たちも多かったんだなと思った。

私のように漠然としたイメージだけで避難所というものを考えていると、実際に避難所に行かなければならなくなった時に災害にあった不安だけでなく、居心地の悪さなどでさらにしんどい思いをする人が増えてしまうのでは無いかと考えてしまった。

そのためにも、ちゃんと避難所の現状とどういうものかの理解を深めていきたいと思う。