女性の避難生活が、少しでも楽に、楽しくあればと願う、1人の女子大生の記録 (村上莉乃)

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腹痛い!眠い!寒い!目眩!頭痛い!イライラ!貧血!腰痛い!汗!吐き気!てかもう痛い!痛い!!痛い!!!

とうとう今月も私のもとにアイツがやってきた。月に一回の 「アイツ」 である。
...とか言ってる私の身の回りには毛布と、カイロと、鎮痛剤、あとあったかーい飲み物。行きたくなったらそのときにトイレに行けるし、毎日ぽかぽかのお風呂にだって入れる。文明の利器を駆使しながら、女の子たちは毎月、この一週間を生き抜いている。

___だけど例えば明日、そんな女の子たちの強い味方が、「当たり前」で溢れている生活と一緒に、手元から全部消えたとしたら?

満足にトイレに行けず、お風呂にも入れない生活。暖を取れなくて体の底から冷えきるどころか、もちろんナプキンだって思うように変えられない。眠たくなったら寝ればいいけど、ふかふかの布団はないからきっともっと体が痛くなる。そんな生活がずっと続くとしたら。

夏がやってきたら、あまりの痛みで自分でも意味が分からないくらい汗だくになるし、とりあえずナプキンが蒸れて、かゆい。かけない。ウォシュレットもない。お腹が冷えると痛みが強まるから、十分に冷たい飲み物も飲めない。たまらなくきつい。

「当たり前」のもとで成立してる生活をしている私ですら、毎月泣きそうになりながらやっとの気持ちで生きてるのに、それが避難所や仮設住宅でも同じように、なんて私には到底思えないから、

これは、女性の避難生活が少しでも楽に、楽しくあればと願う1人の女子大生の記録