ボランティアをすることは本当に就活に有利なのか(中尾奏音)
私は”ボランティア活動をする=就活に有利である”
と根拠もなく、考えていた。
以前から、ボランティアには参加したいという思いがあった。テレビに映る被災地を見て純粋に困っている人の力になりたかったのだ。しかし、自分も災害に巻き込まれてしまうかもしれないと思うと、一歩を踏み出すことができずにいた。
そんな私も今年の春、大学生になり、将来や就職について考える機会も増えてきた。そして、ボランティアはより身近なものに感じるようにもなった。大学では授業でのボランティアの勧誘や、復興支援ボランティアの学生団体などボランティアをよく見聞きする。だから、時間がある大学生のうちにボランティア活動を経験したいと思っていた。
そこで今回、改めて考えてみた。なぜ自分はボランティアをしたいと思うのか。人の役に立ちたい、被災地の様子を肌で感じたいという思いは今も確かにある。しかし、本音は就職活動に有利そうだから。知らず知らずのうちに、自分の中にそんな当たり前ができていたことにはっとした。
ボランティア活動に参加した経験は本当に就職活動に有利なのか。そこで、今後はボランティア活動は本当に就活に有利なのか検証してみたいと思う。ボランティア活動をした経歴は採用に影響があるのか、採用試験の際何を重要視しているのかということを、調べていきたい。
さらに、どれくらいの大学生が、私と同じようにボランティア活動が就活に有利であると考えているのか、ボランティア経験がある人はどんな動機でボランティアをしたのか、理由を聞いてみたいと思う。